声優の滑舌トレーニングについて
声優は声のプロフェッショナルです。滑舌がよいのはもちろんのこと、演技力や声の質も求められます。滑舌は最低ラインであるというべきでしょう。早い段階で滑舌を改善しておかなければ、声優として致命的な問題となります。
声優の滑舌トレーニング
(1)母音を意識して発声練習を行なう
滑舌トレーニングの前には、必ず発声練習を行ないましょう。
喉が閉じた状態でトレーニングを行なっても、安定感のある声を出すことができません。
また、発声練習の際には、母音を意識することで、はっきりとした発声を行なうことができます。
特に、サ行、タ行、ラ行、濁音などの難しい音は、唇の形を意識して発声を行ないましょう。
(2)声優の早口言葉
声優が滑舌のトレーニングに用いる早口言葉は、以下のようなものがあります。
- 青巻紙、赤巻紙、黄巻紙、黄巻紙、赤巻紙、青巻紙、長巻紙に赤巻紙
- おやおや八百屋さん、お綾は親とお湯やだよ
- この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから、竹立て掛けた
(3)小説やマンガの朗読
台本である必要はありません。マンガや小説の朗読を行ないましょう。
マンガや小説には、日常生活では使わない言葉がたくさん出てきます。特にアニメ声優を目指すのであれば、普段、あまり耳にすることのない、ラ行が連なる言葉などを言いなれておくべきでしょう。
ただし、朗読は早口言葉ではありません。気をつけなければいけないのは「早口にならないこと」です。声の強弱や、語尾の発声を意識して朗読を行なってください。
(4)肺活量を鍛える
声優やナレーターは、長いセリフを一息に喋らなければいけないことがあります。
腹式呼吸で発声を行なうのはもちろんのこと、腹筋を鍛えておくことも大切です。
声はお腹から発されます。舌や唇の動きがどれだけ素晴らしくとも、お腹から出ていない声は響きません。声の響きは声の美しさです。
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