滑舌と接客業について
接客業を行なっていくにあたって、滑舌はとても重要なポイントとなります。
接客業はお客さんと直接対面する仕事です。もちろん対面したお客さんとは言葉を交わさなければいけません。
滑舌が悪いとお客さんが言葉を聞き取れないため、コミュニケーションが上手く取れなくなってしまいます。これは、クレームのきっかけともなりかねない事態です。
今回は接客業における滑舌の改善方法を紹介していきます。
接客業と滑舌
(1)短縮ワードを使わない
接客業の業種にもよりますが、短縮ワードは使わないほうが良いでしょう。滑舌がよい喋り方をする人は、一音一音、しっかりと発音しています。
居酒屋のアルバイトでも滑舌を改善していきたいのであれば、「あっした」ではなく「ありがとうございました」、「いらっしゃーせ」ではなく「いらっしゃいませ」といった風に、一音一音を大切にして発音してください。
(2)焦らずに喋る
滑舌が悪いからといって緊張してしまうと、喋りが早口になってしまい、余計に聞き取りにくくなってしまいます。
また、早口は自身の精神状態にも作用して、より緊張を高めてしまう効果があります。
アガリ症の人は、早口にならないよう意識して喋るだけで、滑舌が改善されることもありますので、ゆっくり喋ることを心がけてください。
(3)舌の動きと口の動き
滑舌が悪くなる原因は舌と口が正しく動いていないためです。
まずは口と舌の動きを意識しながら、「あいうえお」を言ってみましょう。「あいうえお」は母音ですから、全ての言葉の基礎となります。
この時の口と舌の動きを覚えておいて、日常的に訓練を繰り返すことで、徐々に滑舌は改善されていきます。
なお、練習を繰り返すことで、舌や口の周りの筋肉が鍛えられて、滑舌がよくなる効果もあります。
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