空気漏れ(息漏れ)による滑舌の悪化
長く話していると途中で息が苦しくなるなどの場合、口から空気が漏れている可能性があります。息漏れをしていると言葉も不明瞭になり、滑舌が悪く聞こえてしまいます。
今回は息漏れによる滑舌の悪化について説明します。
息漏れによる滑舌の悪化
(1) 話していると息が多く漏れ出ていってしまう
一気に長く話し続けることができない人は息漏れをしている可能性があります。息漏れとは、発音に必要な量以上の息がいっぺんに吐き出されてしまって、声が掠れたり、長く話せなかったりすることです。息漏れは入れ歯の人や隙っ歯の人によく見られます。
息漏れをしてしまう原因は、舌の位置が悪く息がおかしなところから出ていってしまう、話す時に唇が適切に閉じていないなどです。息の使い方を覚えて、ちょうどいい量の息を適切に出していく練習をしましょう。
(2) 息漏れを防ぐ方法
息漏れを防ぐには、息を上手に吐き出せるように舌の動きや口の閉じ方を練習する必要があります。さ行やた行など舌を使う発音を練習しながら、舌の位置を確認しましょう。舌が左右どちらかにズレていると息が反対側から漏れて発音が不明瞭になってしまいます。舌が両前歯の間、口蓋の真ん中に当たっている状態がベストです。
唇がちゃんと閉じているかはま行やば行の発音練習で確認しましょう。ま行やば行は口がしっかりと閉じていないと明確な発音になりません。「んーま」というように、初めは大袈裟に口を閉じたまま声を出してから口を開ける練習でコツを掴んでください。
舌や唇の動きが重要
息漏れをしてしまうのは、口が上手に閉じたり開いたりしていないからです。適量の息が適切な位置から吐き出されるように、舌や唇の動きを確認しましょう。
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