滑舌改善における脱力の重要性
滑舌を治そうと意識しすぎると、舌や表情筋が緊張して力が入りすぎてしまうことがあります。無駄な力が入っていると、話し方が堅くなってしまいかえって不自然ですし、意識しすぎて逆に噛んでしまうこともあります。
今回は滑舌改善における脱力の重要性について説明します。
脱力の重要性
(1) 滑らかに話をするには
言い間違えたり噛んだりしないように頑張って話そうとすると、緊張して滑舌は悪くなってしまいます。変なところで大きい声が出たり、力みすぎて口調が強くなってしまったりなどです。滑舌の練習をする時は舌先や唇の動きを意識して、舌の筋肉や表情筋に力を入れる必要がありますが、日常会話で実践するのであれば、力を入れることよりも、脱力することの方が大事です。
ちゃんと話そうとすると気持ちが強張ってしまいますから、噛んだら言い直せばいいやくらいの気持ちで話しましょう。滑舌の練習をある程度していれば発音は調ってきているでしょうし、万が一聞き返されても落ち着いて言い直すことができます。
(2) 相手に伝えようとする気持ちになる
日常会話ではきちんとした発音は求められていません。相手に声が聞こえて、意味が伝わっていれば何でもいいのです。噛んだり聞き返されたりしても臆せず言い直せば、相手も聞く気になってくれて、会話は進んでいきます。言いよどんで声が小さくなったりする方がよくないことです。
誰でも言い間違いをすることはあります。いつでも完璧な文章構成で噛まずに言える人はいません。会話の相手もそれはわかっているはずです。相手に伝えようとする気持ちで話しかければ、滑舌が悪くても相手は聞こうとしてくれますので、安心して話しかけるようにしましょう。
リラックスして話をする
何回も噛んだり聞き返されたりした経験がある人は、緊張して話しかけるのが怖くなる傾向があります。そうすると、声が小さくなりぼそぼそと話すようになって余計に相手に伝わりにくい話し方になってしまいます。失敗したことは忘れて、リラックスして話をしてみてください。
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