滑舌と濁音の発音

滑舌と濁音の発音

滑舌と濁音の発音

話すのが苦手な人の中には、濁音がうまく発音できない人がいます。

 

今回は滑舌と濁音の発音について説明します。

 

滑舌と濁音の発音

(1) 濁音とは

日本語の濁音はが行、ざ行、だ行、ば行のように、表記した時に濁点がつく音のことです。無声子音のか行、さ行、た行、は行は声に出さなくても言えますが、その音に濁点がついた濁音は声に出さないと発音できません。

 

濁音をきれいに発音するためには、舌や唇の動きと声が連動している必要があります。さ行やた行の発音が苦手な方は濁音も苦手という場合があります。舌の筋肉を鍛えて舌の使い方を覚え、声に出した時も正しく発音できるようになりましょう。

 

(2) 舌や唇の動きと声を意識する

濁音を発音するには、舌や唇の動きの他に声もしっかり出していかないといけません。声が出ていないと、どもってしまったり言い間違いをしたりしてしまいます。

 

「ですが」や「だけど」と言おうとして「で、ですが」や「だ、だけど」のようにどもってしまう人がいるでしょう。これらは相手が言ったことを反論しようとする時に使う言葉ですから、焦りやためらいもあってどもってしまうのかもしれません。どもってしまうと自信がなく聞こえてしまいますので、相手に自分の意見が伝わりにくくなってしまいます。

 

一発で「ですが」、「だけど」と言うには、一言目の「で」と「だ」の濁音をはっきり言えるようにならないといけません。

 

舌の筋肉や表情筋を鍛えるだけでは濁音はうまく言えるようになりません。舌や唇の動きに声がついてくるように、発声練習もしましょう。

 

最初の一音を強く出す

濁音が苦手な人は舌や唇の動きと声が連動していません。発声練習や調音などをすることも必要ですが、まずは「ですが」、「だけど」などの濁音で始まる言葉の最初の一音を強く声に出そうとしてみましょう。最初の一音は声に出しにくい音ですから、その音がしっかり出せるようになれば、徐々に濁音が沢山ある文章も滑らかに話せるようになります。

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