滑舌と喘息
喘息を持っている人は滑舌が悪い場合があります。それは喘息が息に関わる病気なので当然のことだと思われます。
今回は滑舌と喘息について説明します。
滑舌と喘息
(1) 喘息を持っている人の滑舌が悪い理由
喘息を持っている人は声が掠れがちになったり、空咳をしたりすることがあります。喉が乾燥しやすく、外界の湿度の変化に敏感でもあります。喉が乾きやすいと声を出しにくくなりますので、滑舌も悪くなってしまいます。息を適量吐くのも苦手ですので、ちょうどいい音量の声が出ないため、滑らかに話ができないのです。
喘息そのものは医者に診てもらうのが最善ですが、話すことが得意でない場合は、無理ない程度に滑舌の練習をしてみるといいでしょう。
(2) 腹式呼吸を意識して声を出すようにする
喘息を持っている人は喉に負担をかけないように声を出す練習をしましょう。それには腹式呼吸が一番です。お腹の底に空気をため込んで、お腹の力で息を吐き出し声も一緒に出します。吐き出す息と声の大きさが一定のまま何秒間出し続けられるか測ってみましょう。初めは10秒ももたないかもしれません。
口を閉じて鼻歌でハミングをするのも、喉になるべく負担をかけずに声を出す練習になります。鼻から声が抜けていくのを感じてみてください。鼻の頭を触ってみて震えているといい声が出せている証拠です。
声を出すことに慣れること
喘息を持っていても大きい声を出したり、長く話し続けることができたりする人はいます。喘息だから仕方がないと思わず、声を出すことを怖がらないでください。体力をそこまで使わなくても日常会話をするのに十分な声を出すことは可能です。少し声の出し方を意識的に変えてみるだけでも変わります。まずは声を出してみることです。
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