滑舌とパニック障害について
パニック障害は精神疾患のひとつで、突然激しい動悸やふるえ、息苦しさなどを感じる病気です。症状による強い不安感により、さらに症状が悪化していき、外出が苦痛となる人も少なくありません。滑舌にも大きな影響を与えます。
今回はパニック障害と滑舌について、説明していきます。
滑舌とパニック障害
(1)パニック障害とは
パニック障害は精神的な疾患です。病院に行って検査を行なっても、心電図や血液に異常が見られないため、「気のせいだ」と思い込んでしまう人がたくさんいます。
しかし、しっかりと治療を行なわなければ、再度発作が起きるのではないかという不安がつきまとうため、何度も繰り返しパニック発作が起こるという悪循環に陥りやすい病気です。
理由がわからない動機やふるえが起こる場合、一度、心療内科で診察を受けてみましょう。
(2)パニック障害と滑舌
パニック障害の症状のひとつとして、滑舌が悪くなることがあります。
発音が悪くなるというよりも、早口になってしまう・舌を噛むことが多く、「うまく喋ろう」と意識すればするほど、悪化していく傾向があります。
また、パニック障害に対して処方される薬の副作用で滑舌が悪くなることもあります。
(3)対人恐怖症の併発
人前でパニック障害を起きてしまったらどうしよう、という不安感から、対人恐怖症を併発することがあります。
対人恐怖症を併発すると、人と話す際に過度の緊張と不安感を感じてしまうため、舌や口の動きが悪くなり、滑舌が悪くなってしまいます。
もっとも良い対処法は心療内科で適切な治療を受けることです。
処方薬によって、劇的に症状が改善されることもあります。
独学で治せる病気だとは思わずに、病院でメンタルケアを行ないましょう。
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