滑舌とメンタル・意識との関係について
滑舌とメンタルは密接に関係しています。大勢の前で喋るときに滑舌が悪くなってしまう・声が震えるのは、メンタルが緊張状態にあり、口の筋肉を上手く動かすことができないためです。
今回は滑舌とメンタルについて、説明していきます。
滑舌とメンタル
(1)緊張状態になると滑舌が悪くなる理由
人はメンタルが緊張状態になると、誰でも滑舌が悪くなってしまいます。
これは肩甲舌骨筋・咽頭収縮筋・茎突咽頭筋の筋肉が硬くなってしまうためです。
肩甲舌骨筋・咽頭収縮筋が硬くなると、声がかすれる・声がこもります。
茎突咽頭筋が硬くなると、滑舌が悪くなります。
喉頭筋は筋肉の大きさが小さいため、メンタルの影響を受けやすいのです。
(2)口を大きく開けて喋る
メンタルが緊張状態にあるときに、滑舌をよくする方法は口を大きく開けて、ゆっくり喋ることです。
人は緊張状態になると早口になってしまいます。遅すぎるくらいにゆっくりと喋るよう心がけましょう。
また、口を大きく動かすことは大切ですが、大声を意識する必要はありません。
怒鳴り声のように声のボリュームをアップさせようと意識すると、声帯の閉じ方のバランスが崩れてしまいます。
声帯のバランスが崩れてしまうと、声にノイズが入りやすくなるため、聞き取りにくい発音になってしまうのです。
(3)表情筋全体を使う
メンタルの緊張を解すためには、喉や舌、口など、声を発する器官だけでなく、顔全体を柔らかく使うことが大切です。
筋肉は意識すればするほど、力が入ってしまいます。意識して脱力させることは難しいのです。
目を大きく開ける・眉を上げるなど、顔全体の筋肉をほぐして喋ることが滑舌改善に繋がります。
もちろん、舌や口の筋肉を柔軟体操でほぐしておくのも、有効な手段となります。
→滑舌と表情筋
スポンサーリンク