滑舌と口の形について
滑舌が悪い人の多くは、正しい口の形で発音を行なっていません。特に声がこもってしまう人は、自分で考えている以上に口を開いていない可能性があります。
口の形は滑舌を良くするために重要なポイントです。
今回は滑舌と口の形について説明していきます。
滑舌と口の形
(1)口の形を意識すれば滑舌がよくなる?
口の形は滑舌をよくするために必須となります。
ただし、口の形を改善しただけで、すべての人の滑舌が良くなるとは限りません。
滑舌には舌・息の吐き方・口の形が関係しています。
口の形が悪くて滑舌が悪くなっている人は、息の吐き方や舌の使い方も間違えている場合があります。
声優や歌手といった声の仕事を目指しているのであれば、総合的な滑舌改善に取り組んでいかなければなりません。
しかし、日常会話の滑舌の悪さで悩んでいるのであれば、口の形を意識するだけで、劇的に滑舌が改善される可能性があります。
(2)口の動きと口の開け方
口の形は母音によって変化します。以下のようなトレーニングを行ないましょう。
- 「あ」:縦に大きく口を開きます。指3本が入るくらいに大きく開いてください。
- 「い」:口角を上げて、笑顔を作るようなイメージで。
- 「う」:唇をタコのように突き出します。
- 「え」:舌先を上に向けて、口角を下げるイメージで。
- 「お」:口の中にピンポン玉を含んでいるイメージで。
鏡の前で口の形を確認しながら行なうと、効果的です。
(3)受け口に注意
受け口とは上唇よりも下唇が前に出ている状態です。
受け口になるとサ行の滑舌が悪くなるといわれています。
見た目もあまり良い印象にはなりません。歯科矯正によって治療することができますので、一度、歯科クリニックで相談してみましょう。
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