舌が大きいことは滑舌に影響するか

舌のサイズが滑舌に影響を与えるかといったら、はっきりそうとは言えません。舌が大きくて口の中で上手に動かせないならば、動かせるように訓練すればいいのです。

今回は、舌が大きい人と滑舌の問題についてご説明します。

舌が大きいことが原因で滑舌が悪い場合

（1）舌が大きい人と滑舌

舌が大きくて滑舌が悪い場合は、口の中で舌が占める面積が広く、話す時に舌が邪魔になってしまうことが原因と考えられます。息を吐き出した時に、舌と口が接している余計なところから発する音が目立ってしまい、きれいな発音にならないのです。舌の大きさを変えることはできませんので、舌の筋肉を鍛えることで舌の形を整え、きれいに発音できるように訓練する必要があります。

（2）舌が大きい人の舌の筋肉を鍛える

舌が大きい人は、舌を使った発音が苦手です。さ行、た行、な行、ら行がそれにあたります。基本的に、それらの子音を発音する時には舌先しか使いませんので、舌が大きいなら口の中で上手に丸めて舌先だけが口蓋につくように練習します。舌の筋肉を鍛えるには舌回し運動が効果的です。舌を出したり引っ込めたりして、舌の筋肉を鍛えます。

さらに、舌が大きいと感じる人は、口の中のどこに舌が当たっているのかを確認してみましょう。奥歯に当たっているのか、前歯を押し出しているのかなど、自分の舌の状態を知ることで、言葉を発する時に当たっていてはいけないのに当たってしまっている場所がわかり、さらに対処がしやすくなります。発音の時、邪魔になっている舌の部分を意識してみることで、滑舌よく話せるようになります。

舌が大きくても筋肉を鍛えればいい

舌が大きいから自分はうまく話せるようにならないと思うことはありません。舌は全体が筋肉ですから、鍛えて自由に扱えるようになれば滑舌はよくなります。

舌が大きいことは滑舌に影響するか