滑舌が悪くなったと感じたら
滑舌が悪い原因は、骨格や舌の構造といった先天的な問題だけではありません。
滑舌が悪いのは生まれつきと思われがちですが、実は大人になってから急激に滑舌が悪くなる割合のほうが高いのです。
大人になってから滑舌が悪くなった場合、原因は以下のようなものが考えられます。
滑舌が悪くなる原因
(1)顔や舌の筋肉が弱まっている
運動しなければ足や腕の筋肉が衰えてしまうのと同じで、顔や舌の筋肉もつかっていなければ弱まってしまいます。
特に、家で一人でいることが多い主婦や、事務職に就く人は会話の頻度が少なくなってしまいがちです。
環境が変わってからしばらくして、滑舌に異変が起きた場合、会話の数が減って顔や舌の筋肉が衰えている可能性を考えるべきでしょう。
→滑舌と表情筋
(2)年齢による筋肉の衰え
顔や舌の筋肉は、年齢によっても衰えていきます。
また、歯に不具合が出たり、耳が遠くなることでも滑舌は悪くなります。
意識して顔や舌の筋肉を動かすように心がけましょう。
歯や耳の不具合が生じているのなら、早めに歯科や耳鼻科で検診を受けるべきです。
(3)脳疾患の兆候
突然、ろれつが回らない・聞き取れないほど滑舌が悪くなるといった症状が現れた場合、脳溢血や脳梗塞、くも膜下出血などの重篤な脳疾患が生じている可能性があります。
この場合は速やかに病院で診察を受けましょう。
滑舌が悪くなった時点で、脳に何らかの異変が生じています。
(4)ストレスによる症状
緊張すると滑舌が悪くなるのと同じように、ストレスによって、長時間、体が緊張状態に陥っている場合があります。体が緊張すると舌も緊張するため、うまく喋ることができません。
また、うつ病や対人恐怖症といった心の病が生じている可能性もあります。
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