滑舌と育ちの関係について
子どもは親の言葉を聞いて育ちます。
よって、親の滑舌が悪いと子どもの滑舌も悪くなってしまう可能性があると言われています。
では、具体的に親の滑舌は子どもにどういった影響を与えるのでしょうか?
今回は滑舌と育ちの関係について、説明していきます。
滑舌と育ちについて
(1)滑舌の悪さは遺伝する?
親の滑舌が悪いと子どもの滑舌も悪くなるという噂があります。これは本当なのでしょうか?
結論から言うと、半々といったところでしょう。なぜなら、滑舌には舌の形や歯並びが関係している場合があるからです。
舌の形によって滑舌が悪い場合、舌の裏にある舌小帯という筋が舌の先にまで達しており、舌を動かしにくくなるといった症状が見られます。この症状は舌小帯を切る手術で滑舌の改善が可能です。
歯並びは、歯の隙間から余計な呼気がもれ出てしまうことで、滑舌の悪さを招いてしまいます。よって、歯の矯正を受けることで、滑舌が改善される場合があります。
(2)親の滑舌が子どもに与える影響
遺伝という形ではなく、育ちによって滑舌が悪くなってしまうこともあります。
これは子どもが親の言葉を聞いて、発音を覚えていくためです。
言葉を覚える前の乳幼児は、親の喋り方を真似することで、言葉だけでなく発声も習得していきます。
親が正しい発音を行なっていなければ、子どもにも滑舌の悪さが影響してしまうのです。
(3)子どもの滑舌を良くするためには
幼い子どもの滑舌を改善するためには、親も滑舌改善を行なっていくべきでしょう。
しかし、自分の滑舌が悪いことに気づくことができる人は少ないと言われています。
誰かに指摘されるまで、滑舌の悪さに気づくことができないのです。
ですから、子どもの滑舌が悪い場合、まずは自分の声を録音して、滑舌をチェックしてみましょう。
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