美滑舌の人
では、美滑舌の人といのは、どのような話し方をする人なのでしょうか。訓練されたアナウンサーはもちろんですが、特別な訓練を受けていなくてもペラペラと滑らかに話す人はいます。
今回は、美滑舌の人の話し方についてご説明します。
美滑舌の人
(1) 一音一音がはっきりしている
美滑舌の人の発音は口全体の動きが滑らかに連動していて、一音一音がはっきりとしています。舌の筋肉と表情筋が活発に動いて、どんなスピードで話しても、的確にその一音を発音できているのです。子音を作る舌先や唇の動き、息の吐き出し具合、母音を作る口の開き具合がちょうどよく調整されています。
アナウンサーなど、生放送のニュースで情報を伝えなければならない職業の人達は、原稿をきちんと読むための滑舌の練習を積んでいます。気が向いたら、アナウンサーの原稿の読み方をじっくり聞いてみるといいでしょう。一音一音をはっきりと発音していて、それでいてリズミカルにすらすらと読んでいて、情報も伝わりやすい話し方をしています。
(2) 抑揚がついている
滑舌がいいと周囲から思われる人は、発音がいいだけではない場合もあります。普段の生活で見かけるお喋りで早口な人を想像してみましょう。その人はなにも特別に滑舌を練習したわけでもないのに、かなりの早さで話し、相手にもちゃんと内容が伝わっています。それは声に抑揚がついているからです。
私達が日常会話をする時、いちいち全ての音を聞き取っているわけではありません。話の文脈や話し方で、相手の言いたい事を判断しています。抑揚も相手の話を理解するための要素の一つです。
一つ一つの言葉にはイントネーションがあります。ちょっとくらい聞き逃しても、イントネーションさえ聞こえていれば、何と言ったか大体想像がつきます。そのため、抑揚がついていてイントネーションがはっきりしていている人の話は聞きやすいのです。
はきはきと話すと滑舌がいいと思われる
相手に話が伝わりにくい人は、ぼそぼそと話してしまってはいませんか? 滑舌の練習をすることも大事ですが、声の調子を上げて抑揚をつけるだけでも相手に伝わりやすい話し方になりますよ。
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