滑舌と口腔外科

滑舌と口腔外科

滑舌と口腔外科

顎周辺の病気で滑舌が悪くなった場合や、顎の怪我によって滑舌が悪くなった場合の治療をするには、口腔外科の医者に診てもらい手術をすることがあります。

 

今回は滑舌と口腔外科について説明します。

 

滑舌と口腔外科

(1) 口腔外科の専門

口腔外科はその名前の通り、口腔を専門とする外科治療を行う医者のことです。脳梗塞やパーキンソン病によって滑舌が悪くなった場合はとは別に、顎の変形や顎関節の病気・負傷などで滑舌が悪くなった場合は口腔外科で診てもらいます。口周辺に発生した病気や怪我に直接関係する医者です。

 

(2) 口腔外科で治療が必要な病気

スポーツの途中で顎を怪我した場合の手術を口腔外科でやることもありますが、口腔外科では、顎周辺の病気の治療をします。顎関節症がその一つです。顎の関節が痛んだり動きが鈍くなったりする病気です。顎が動かなくなると滑舌も悪くなるので、顎関節症の治療による滑舌改善もできます。

 

もう一つ、口唇裂・口蓋裂という先天性の病気があります。胎児期に唇や口蓋が正しく形成されなかったために起こる病気です。原因は完全には解明されておらず、不明の場合もありますが、遺伝や母体のストレスなどによるものと考えられています。

 

口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんが生まれた場合、話すことだけでなく、食べたり飲んだりすることにも障害が出てきます。治療は長期間に渡り、口腔外科での手術の他にも、歯列矯正や言語治療なども必要になります。

 

顎の病気と滑舌の関係性

口腔内に障害があったり、顎の病気があったりした場合は口腔外科での治療が必要になります。中には、長期間に渡る治療が必要な病気や、口腔外科以外の医者とも連携して治療を行う必要がある病気もあります。唇や顎が動かないと正しい発音をすることはできません。こうした病気の場合も、滑舌をよくするための治療を行っていきます。

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