滑舌と唾液について
唾液は滑舌と深く関わっています。
唾液の分泌量が多い人は、口の中に唾がたまるため、滑舌が悪くなってしまう可能性が高いのです。
ただし、唾液の分泌量が少ないのも、滑舌が悪い原因となってしまいます。
適切な唾液の量とはどの程度なのでしょうか?
今回は滑舌と唾液について、説明していきます。
滑舌と唾液
(1)唾液が滑舌に与える影響
唾液は滑舌に深く関わっています。口の中が渇きすぎても、唾液が多すぎても、滑舌が悪くなる原因となってしまうのです。
唾液は平均的に一日あたり1.5リットルも分泌されています。殺菌効果を持っており、喉や口の中の乾燥を防ぐ以外にも大きな役割を持っているのです。
特に、唾液の分泌量が少ない状態はドライマウスと呼ばれており、滑舌だけでなく口臭や免疫力低下の引き金にもなると言われています。
(2)ドライマウスの原因
ドライマウスの原因は、「ストレス」「薬の副作用」「老化による筋力低下」の3つに分けられます。
もっとも多いのはストレスによるドライマウスで、これは緊張や寝不足によって、引き起こされます。
人間の体は強いストレスを感じると、唾液の分泌が止まってしまうのです。
なお、ドライマウスが引き起こされる緊張状態とは、人前でのスピーチや会社のプレゼンなどといった、あからさまな緊張状態だけではありません。
ストレスを感じている時も、人間の体は意識せずに緊張状態になっています。
(3)ドライマウスの改善方法
ドライマウスを改善していくためには、唾液の分泌量をアップさせる必要があります。
唾液が分泌される唾液腺は、筋力と関係しているため、口を動かして口周りの筋力アップを行なえば、唾液腺も強化されていきます。
ガムを噛む、人と喋る、固いものを食べるといった方法で、口周りの筋力を鍛えていきましょう。
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