滑舌と寝不足について
寝不足や病気によって、一時的に滑舌が悪くなることがあります。
なぜ睡眠不足になると滑舌が悪くなってしまうのでしょうか?
また、病気による滑舌の悪さと、寝不足による滑舌の悪さの違いを見抜くことはできるのでしょうか?
今回は滑舌の悪さと寝不足について、説明していきます。
滑舌と睡眠の関係
(1)寝不足になると滑舌が悪くなる?
寝不足のときには、滑舌が悪くなってしまいます。
これは脳の神経系統が鈍くなってしまうためです。
人間は言葉を話すときに、舌、口、喉など多くの筋肉を使っています。
これらの筋肉は、手足が脳から発される信号で動いているのと同じように、脳の命令によって動いています。
つまり、寝不足のときには、脳からの命令が上手く伝わらないために、滑舌が悪くなってしまうのです。
(2)睡眠不足が滑舌に与える影響
寝不足になると、脳の神経系統が鈍くなって滑舌が悪くなるだけでなく、ドライマウスという症状によっても、舌が動かしにくくなってしまいます。
睡眠不足のとき、人間の体は唾液の分泌量が減ってしまい、声がかすれやすくなるのです。
声がかすれると、当然ながら言葉が不鮮明になります。
結果、聞き取りにくいスピーチとなってしまうのです。
(3)病気が疑われる滑舌の悪さ
寝不足のときだけ滑舌が悪くなるのであれば、重篤な病気に罹っている可能性は低いといえるでしょう。
じゅうぶんに睡眠を取っても滑舌が改善されない場合や、今まで滑舌が悪くなかったのに、何日間も滑舌が悪い状態が続くときは、一度、病院で検査を受けたほうが良いかもしれません。
滑舌は脳と密接に関係しています。滑舌が悪くなるということは、脳に重大な病気が潜んでいる可能性もあります。早めに検査を受けて対処しましょう。
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