滑舌と飲み物の関係
話すことは口の中を使った動作です。口の中の乾き具合によっても滑舌のよさには違いが出てきます。話をする時にちょうどよく口の中を潤してくれる飲み物とそうでない飲み物があります。
今回は滑舌と飲み物の関係について説明します。
滑舌と飲み物の関係
(1) 口が乾いていると声が出しにくい
知り合いと道でばったり出くわして話をしたいと思った時「どこかカフェでも入って話そうか」なんて言いますよね。飲み物を注文して喉の渇きを癒しながらだと長話が楽になります。それは、話すのに口を使うからです。口が乾いていると、声が掠れてしまったり、舌や唇が滑らかに動かずちゃんと発音できなくなったりします。
滑舌よく話をするためには、口の中が適度に湿っている必要があります。話をする時に飲み物を用意するのは、単にカフェに居座るための理由だとか、おいしいものを飲んで落ち着いて話をするためだとかだけではありません。
(2) 話すのに適した飲み物
カフェに入ると注文できる飲み物はコーヒーや紅茶に限られてしまいます。ですが、コーヒーや紅茶は口の中を話すのに適した状態にしてくれる飲み物なのかというと、そうでもなさそうです。カフェで出されるコーヒーや紅茶は、泡立っていたり、甘く味付けされていたりします。口の中が泡でいっぱいになっていたり、砂糖のとろみが残っていたりすると、話しにくくなってしまいます。
話すのに適した飲み物は、さっぱりとして口の中に後味が残りにくいものです。例えば、緑茶や水です。緊張する場面で話をしなければいけない時は、甘い飲み物でリラックスすることも必要かもしれませんが、緑茶や水などで口の中を話しやすい状態にした方がいい場合もあります。
水分の取りすぎもよくない
話をしやすくするには飲み物を沢山飲めばいいというわけではありません。飲みすぎると胃が重くなって話に集中できなくなってしまいます。適度に水分補給をして、話しやすい状態を維持することを心がけてください。
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