滑舌と年齢・老化について
年齢や老化によって、滑舌が悪くなっていくことがあります。
これらの滑舌の悪さは改善することができないのでしょうか?
また、年齢や老化による滑舌の悪さを予防することはできるのでしょうか?
今回は年齢・老化と滑舌について、説明していきます。
年齢・老化と滑舌の関係
(1)年齢や老化によって滑舌が悪くなる原因
人間の体は老化すると、筋力が低下します。これらの筋力低下は手足などの運動機能だけではありません。声を出すために必要となる、心肺機能や喉、口、舌といった発声と密接に関わる筋肉も老化してしまうのです。
呼吸機能の筋力が低下すると、吐く息の圧力が弱まり、明瞭な発音を行なうことが難しくなります。
喉や口、舌の筋力が低下すると、正しい発音の形に動かす・留めることが難しくなるため、これも滑舌が悪くなる原因となります。
また、老化によって、咽喉内の粘膜に凹凸ができるのも、言葉が聞き取りにくくなる原因のひとつです。
(2)年齢・老化による滑舌の悪さは改善できる?
年齢・老化による滑舌の悪さを改善するためには、呼吸や発声に関わる筋肉を保護する必要があります。
まず、煙草を吸っている人は禁煙したほうが良いでしょう。
腹式呼吸も滑舌を改善するための有効な手段です。日常会話においても、腹式呼吸でお腹から声を出すように意識してください。
カラオケで大きな声を出すことも、喉や口の周りの筋肉を鍛えるボイストレーニングになります。
老化による筋力低下を防ぐことが滑舌改善に繋がるのです。
(3)年齢や老化による滑舌の悪さを予防するには
肌や体力と同じように、滑舌も若い頃から努力を積み重ねることによって、予防することができます。
筋力維持と同時に、喉のケアも重要です。煙草やアルコール、熱い飲み物は控えるよう心がけてください。
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