咀嚼することは滑舌に影響を与えるのか
話すことと噛むことは密接に関係しています。だから咀嚼することが滑舌のよさに影響を与えることもあります。
今回は咀嚼することと滑舌の関係について説明します。
咀嚼することと滑舌の関係
(1) 噛むことで脳を活性化する
小学校で朝ご飯を食べる重要性について説明された時「噛むと脳の活動が活発になり、目が覚める」というようなことを聞いたことがあるでしょう。噛むと、咀嚼筋という顔の筋肉を沢山使います。すると、顔周辺の血行がよくなり脳にも血が行き渡りやすくなります。
噛むという行為は単純に見えますが、実は複雑なのです。噛むという行為は、ただ顎を上下させているのではなく、食べ物を口に運んで、上手に口に入れて、すり潰す行為です。朝ご飯を食べると脳の活動が活発になるのは、この一見単純だけど複雑な作業をするからなのです。
(2) 咀嚼することで滑舌をよくするには
噛む行為は話す行為に比べると単純に思えます。噛む時は食べ物をすり潰そうと顎に力を入れて上下させるだけだからそう思えてしまうのですが、噛むことで脳が活性化すれば、話をしようとする時も脳が適切に働いてくれて、滑舌よく話ができるようになるのです。
噛むと顎を使いますから、顎の筋肉が発達します。それに、脳も活性化します。ですから、滑舌がよくなりたいなら、まずは噛むことから始めてみてもいいのです。ガムを噛むなどしていると、脳が活性化して集中力が上がって、話したり何か作業をしたりする効率が上がります。人と話をする時になかなか言葉が出なくなってしまう人は、相手に失礼がない状況で噛むことを意識的にやってみるといいでしょう。
噛むこと話すこと
噛むことも話すことも口の中で行われる行為です。どちらも影響し合っていると考えるのが妥当です。滑舌の練習ができない時はガムを噛んでみると滑らかに話ができるようになるかもしれません。
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