滑舌と疲労の関係
滑舌はその日のコンディションによっても変わることは前にも説明しました。疲れていると滑舌が悪くなるということがあるのです。それは何故でしょうか。
今回は滑舌と疲労の関係について説明します。
滑舌と疲労の関係
(1) 疲れていると滑舌が悪くなる
特別滑舌が悪いわけではない人でも、疲れている時は、言い間違いをしたり、噛んだりすることがあります。それは当然のことです。疲れていると、脳の働きは活発にならなくなってしまい、何か話しかけられてもすぐに意味を理解できなかったり、言おうとしたことが飛んでしまって、何か別のことを言ったりしてしまいます。
最近よく噛む、言い間違いが多い、など思い当たる節があったら、それは疲れていることが原因かもしれません。そういう時は無理をせず、体を休ませた方がいいでしょう。
(2) 疲れていても休めない時は
疲労が滑舌にも影響を及ぼしているとわかったからといって、誰でもすぐに休めるというわけではありません。仕事が忙しい時期だったり、急な用事が入ったりした場合は一旦休んでからでは間に合わないか、余計に忙しくなることもあります。
そんな時、うまく言葉が出て来なかったり、言い間違いが多くなったりすると、イライラして作業効率が下がってしまいます。疲れていると自覚したら、できるだけ落ち着いて話をするように心がけましょう。
滑舌がいいと疲れにくくなる
普段から滑舌の練習をしていると、顔周辺の筋肉に余計な力が入らなくなり、疲れにくくなります。また、疲れたとしても、正しい発音が染みついていれば、言い淀んだり、言い間違いをしたりすることも少なくなります。
コミュニケーションがうまく取れれば、忙しい時でも作業効率は下がりませんから、落ち着いて作業ができるようにもなります。滑舌をよくすることは無駄な労力を使わなくてよくなることなのです。
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