滑舌と発声練習

滑舌と発声練習

滑舌と発声練習について

滑舌と発声は密接に関係しています。どれだけ難しい早口言葉を間違わずに言えたとしても、発声練習を怠り、ボソボソとした喋り方になっていては良い発音だと言えません。

 

歌を歌う場合も、滑舌と発声練習を同時にトレーニングしていく必要があります。

 

今回は、滑舌と発声練習の方法を紹介していきます。

 

滑舌と発声練習

(1)同じ音を連続して読む

まず第一段階として、「アアアアアア」「ササササササ」というように、同じ音を連続して発音します。連続して発音することで、自分が苦手な音を見分けることができます。

 

多くの人が苦手としている音は、サ行、タ行、濁音です。

 

これらの音は舌の動きや唇の形を意識して、発音しましょう。

 

(2)割り箸を使った発声練習

ボイストレーニングのテキストで紹介されていた方法です。

 

まずは、何も使わずに「あー」と声を出しましょう。

 

次に、新しい割り箸を2本(割っていないもの)用意します。

 

割り箸を縦にして、左右の奥歯で噛みます。すると、口が横に開いている状態になります。

 

この状態で「あー」と発声しましょう。喉に力を入れないことがポイントです。

 

何度か繰り返していくうちに、喉が開いていきます。

 

早口=滑舌が良いではない

早口言葉をうまく言える=滑舌が良いということではありません。

 

良い滑舌とは、聞き取りやすい発音・喋り方を指します。

 

ハキハキとした滑舌を身につけるためには、しっかりとお腹から声を出すことも大切です。

 

そして、早口にならないように発音することも重要です。

 

滑舌というと早口言葉が連想されてしまうため、滑舌を練習する人は「早口=滑舌が良い」と勘違いして、本来の目的をよく見失ってしまいます。

 

滑舌練習を行なう目的は、聞き取りやすい発音を行なうためであると意識しておきましょう。

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