滑舌の練習:早口言葉について
滑舌練習の定番として、用いられる早口言葉には滑舌を改善するためのしっかりとした根拠があります。
どういった部分が滑舌の訓練に役立っているのかを知ることで、より効率的なトレーニングを行なうことができるでしょう。
ここでは、早口言葉を使った滑舌練習のポイントを説明していきます。
早口言葉を使った滑舌練習
(1)サ行・ラ行を重点的に
サ行・ラ行は多くの人が悩まされている、言いにくい発音です。
サ行を多く含む早口言葉や、ラ行が連なる早口言葉を重点的に練習していきましょう。
@サ行の早口言葉
・ジャズ歌手シャンソン歌手新春シャンソンショー
・昭和シェル石油社歌唱歌
Aラ行の早口言葉
・ラリホー、ラリホー、ラリルレロ(×3)
・ラッパがダッパ、ラクダがダクダ、ロンドンがドンドンロードがドードにならないように言い表されねばならぬ
(2)長文の早口言葉
長文の早口言葉で滑舌トレーニングを行なうのも良い方法です。
長い文章を読み上げるためには、舌の動きだけでなく呼吸のバランスや抑揚のつけ方などが良くなるため、耳障りの良い発音を身につけることができます。
長文の早口言葉
@今日未明トリニダード・トバゴの高速増殖炉もんじゅで老若男女が、偽札造りをしている事が判明、マサチューセッツ州から貨客船マンギョンボン号に乗り六カ国協議のもと、低所得者層の腹腔鏡手術中摘出手術などを行った模様です。
A河童と亀が賭事して、カチカチ山を駆け上がる。 河童は途中で脚気にかかり、葛根湯を飲んでいた。 亀はかまわずカッカ、カッカ駆け上がって賭物をみんな取った。
(3)ウイロウウリ
ウイロウウリは劇団の滑舌練習に使われる、定番の早口言葉です。
「のら如来 のら如来 三のら如来に六のら如来」や「武具・馬具・ぶぐ・ばぐ・三ぶぐばく、合わせて武具・馬具・六ぶぐばぐ」といった単独でも知られている早口言葉を含んでおり、ひととおり読み上げるだけでも、滑舌トレーニングに大きな効果を発揮します。
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